遊びと娯楽

7seedsのアニメをネットフリックスで観た!漫画との違いやパート1の範囲は?

 

こんにちは、りっこです。

 

私が、世界で一番大好きな漫画「7seeds」のアニメがついにネットフリックスで配信開始されましたね!

 

もしも、無人島に行くなら持っていきたい漫画№1である田村由美先生の「7SEEDS」(今勝手に決めた)

 

アニメの出来はどんなだったでしょうか?

 

喜び勇んで、ネットフリックスオリジナルアニメである7seedsのパート1全12話を一気見しました。

 

感想や原作との違い、配信されているパート1の範囲などについてお話していきたいと思います。

 

 

今回の記事は、原作を知っている人向けなので…ネタバレ有りです。

原作、漫画ともこれから…という人は要注意です!

 

 

 

7SEEDSのアニメと漫画との違いは?

 

基本的に、アニメにオリジナル色の強いストーリーが追加されたり、大幅な改変はなく、原作通りに進んでいく、という方向性が今回のパート1を見て思いました。

 

 

 

 

しかし・・・・・

 

 

 

 

 

激しく省略されています。

 

 

 

 

 

ちょっと、「え?うそでしょ?そんなあ…」と思えるレベルの省略です。

 

そりゃあ、セブンシーズは本編だけで全35巻の超大作です。

それを、全てのシーンをカットせずに丁寧にアニメ化して行ったとするならば…

多分シーズン20くらいまでは必要な超大作アニメになってしまうことと思います。

 

制作者再度に立って考えたら、そんなに予算もない!ということで、漫画のエピソードを割愛したり、省略したりしてしまうのは、致し方がないところではあります。

 

 

 

で、ですが…。流石に省略しすぎでは?という印象が拭えないアニメ作品に仕上がってしまっているなあ…。

と、原作が大好きな私は思ってしまいました…。

 

 

7seedsのアニメを見た人の感想を観てもやっぱり評判はあんまりよくない感じ…( ;∀;)

 

 

むしろ、そんなに省略するなら、無理にアニメ化する必要もなかったのでは?とすら思ってしまいました。

 

 

7seedsアニメパート1の省略されてしまった部分

 

実際にどんな省略があったのかと書いていきたいと思います。

 

細かい省略を挙げていたらキリがないので、まずは大きな省略からお話しましょうか。

 

 

竜宮シェルター編は省略につぐ省略

 

あの大作、竜宮シェルター編。

ここだけでハリウッド映画が作れるんじゃないかってボリュームですよね。

原作では10巻の真ん中くらいから11巻に描かれています。

 

なんと、ネトフリのアニメでは…7話に収められているお話です。ほぼ1話に凝縮されました。

 

マークと、マリアさん以外の影が薄すぎます。

 

火野選手、織田所長も、漫画家の坂田先生も出てきますが…チラっとしか出てきません。

 

ダイジェスト版、竜宮シェルターって感じ。ウィキペディアを見たほうがよっぽど詳しい。そんな竜宮シェルター編でした。

 

 

ラーメン屋のおっちゃんのお話や、農作業に勤しむ人たち、ダニXに最初に感染した牛のメアリー、

人間宿主第一号のチュウさんも登場しませんでした。(ちらりと絵のみ出てたりはありますが・・・。)

マリアさんの衣装班もなし。

 

花のお母さんの美帆さんも絵柄のみの出演。

 

クリスマスキャロルもなし。

(なぜか最後の方で思い出したかのようにマリアが「クリスマスキャロルでもやろう」と言い出すのが謎。)

 

シェルターに避難したお偉方の愚行もカット。

その結果、なぜ貴志先生が、最後にシェルターを出て自ら人間ミンチ器に飛び込んでいったが不明です。

 

ダニXの特徴も省略されています。

(最初、感染者が増えて、死者も増えて、その後、小康状態に陥り、人間を保存し始めたんだ…の下りがなし。)

 

そのため、シェルター編の最後

 

「マリアさんの歌で隠れている患者を一か所に集める」

 

ということの説得力が薄れてしまっています。

 

 

地球に隕石が落ちて滅亡。

地下シェルターで生き残っている、という絶望から、徐々に、地下でみんなが前向きに力を合わせて日常を生きていこうとする希望。

そしてそこからのダニXによる恐怖や絶望。

歌やお笑い、役者や野球選手、漫画家など、プロとして生きる登場人物たちの生き様…

 

色々つまった感動の竜宮シェルター編が全く何も伝わらない、物語の進行のためにとりあえず説明した、みたいな感じになってしまっていて残念でした。

 

 

 

個人的に、シェルター最後の方のマリアさんの名言

 

「神酒マリアは自分の体と心をコントロールしていきてきたのよ。

マーク、あなたもそれができる人だわ」

 

というセリフがなくなってて涙でした。

 

 

また、売れない舞台役者である署長さんの出番もほぼカットされていたので…

 

署長さんの

 

「今まであまり意味のない人生でした。ここにきて初めて人の役に立っているようでうれしいんです。」

 

というセリフのカットにも涙。

 

 

また、(しつこい?)

マークの最後ですが、漫画では、服毒自殺をしようとするものの、身体の中のダニXが拒絶して、薬を落としてしまいます。

その後、カッターで首を切ろうとするのですが、どうしても怖くてできなくて、マークの変わり身芸で、ピートと入れ替わって首を掻っ切るというのが…

 

もうもう悲しくて涙なしでは見れない、切なすぎるシーンなのですが…。

 

ここもカット。あっさり服毒自殺で完でした…( ;∀;)

 

 

さて、他にも言いたいことはあるのですが、マーク達の日記を読み終わた後の花たちのシーンにも改変がありました。

 

花が

 

「マークたちの死が無駄になってしまうもんね」

 

みたいなセリフを言うシーンがあります。

 

そして、原作では、その後、新巻さんの名言

 

「人の死が無駄だったり無駄じゃなかったりするものじゃないと思います。」

 

という名言があるわけですが、その言葉を聞いた花が「新巻さんに軽蔑された…!」

(新巻さんのセリフ自体はありました。)

 

という葛藤のシーンがありませんでした。残念。

 

原作では、地下から地上に出るにあたり、またひと悶着あるわけですが…。

アニメではそこは省略。あっさりと地上へ出ました。

 

 

夏のAチームの過去編も省略

 

夏のAチームの施設での話は、原作では7~9巻と3巻に跨り、夏のAチームの過去が丁寧に描かれています。

 

 

ここが丁寧で読者をひきつけるからこそ、後半の感動が半端ないってわけです。

 

 

そんな夏Aチームの過去編ですが…。ネットフリックスのアニメでは9話の途中から10話にかけて、約1,5話にまとめています。

 

漫画3巻を1.5話にまとめてしまうなんて…。

 

竜宮シェルター編と同じく、ウィキペディアを見たほうが伝わるわ、と思うレベルの内容でした。

 

カットされた部分は

 

あゆ(マドンナ)いじめの描写なし。

(最終テストの時、友達が毒で死んだシーンが一瞬写りましたが、いじめ描写がないので、あゆが殺したのか、殺したなら理由は?ただの人殺しなの?とよくわからない感じになってました。)

 

個人的に、夏A編のあゆの名言

 

「いじめる原因は 全部いじめる側の心の中にあるのよ

問題はすべて自分の心にあるのに 気が付かないの 馬鹿だから」

 

「早く未来に行きたいわ 馬鹿がみいんな 滅んだあとの世界にね」

 

…もカットされていたのも悲しかったです。

 

その他、安吾を抜いて茂がトップを取って、安吾が複雑な気持ちになる描写もなし・・・。

 

クリクリ同盟もカット。

 

繭ちゃんと雹君の瓦礫に埋もれているシーンもほぼほぼカット…

 

 

こんなにカットしちゃって大丈夫かな?って思っちゃいます。

 

これから安吾や涼が花たちにしてしまうことや、小瑠璃や源五郎、あゆの心の変化…などなど、

最初の種まきのパートともいえる夏Aの不快トラウマをあっさりと描いてしまったら、後のシーンが効果的にならないのでは…?

 

と不安を覚えるカット&省略祭りでした。

 

 

冬Aチームもカット

冬のAチームは、新巻、美鶴、吹雪以外のみんなが死んだ状態からのスタートです。

 

美鶴さんが裸でシャワーを浴びるシーンもカット…。

 

色々カットされています。

 

…が一番「え?」と思ったのは…

 

 

美鶴さんの最期です。

 

 

 

原作では、舞台衣装などありったけの洋服を鷹(新巻)にかけて朝には冷たくなっているのですが…。

 

 

 

ただ、踊っただけじゃね??なんで死んだん?

 

 

 

ってなっちゃった。

 

 

 

また、美鶴さんの「夕鶴のつうの気持ちがわからない」という話もカットされていたし、

吹雪のことを好きだったという気持ちの描写もなかったので…

 

 

「なんで今、夕鶴踊ったん?」

 

 

ってなってしまいました( ;∀;)

 

 

 

そんなわけで…かなり残念な冬のチームの省略具合でした。

 

 

その他、登場人物の心理描写が…雑

 

漫画では丁寧に心理描写がありますが、アニメではほとんどありません。

(ないわけじゃない…けど伝わらない。)

 

 

なっちゃんの、嵐が好きだけど、嵐には花がいて…という葛藤とか。

自己嫌悪とか、この世界に来ての気づきとか、成長とか…。そういうのもカット。

 

蝉丸のナツをいじめているかのように見せかけて、会話のコツ?を教えてあげている、、、みたいなシーンもカット。

 

その他、登場人物たちの心の機微がちょっと雑で、伝わりにくいんだろうな、と思います。

 

 

7seedsアニメと原作の違い

 

大きな省略を説明して行きましたが、その他違いは結構あります。

 

ほとんどが省略の辻褄を合わせるための改変ですね。

 

まず1話。

 

なっちゃんが、この世界に来て初めて

 

「おおい、水がありました!」

 

って叫ぶシーンがあります。

 

なぜか、このセリフ、嵐が言っていました。

ナツの最初の試練なのに…。

 

 

あと十六夜さんが嵐たちにくれるミルクを出してくれる動物「カール」の存在もカット。

 

ハルがこの世界に来て初めてパイプオルガンを弾くシーンもドラマチックさがなかった。

原作は「栄光の架橋」ですが、アニメでは「朝(ドビュッシー)」になっていました。

 

あと、春のチームののび太の呼び方が(モモ太、桃太郎)に。

 

 

 

7seedsのアニメのパート1の範囲は?

 

7seedsのパート1の範囲は原作でいうと、大体15巻くらいまで行っている感じです。

 

30分のアニメ12話で15巻くらいまで行ってしまっています。

 

夏Aチームと春、冬、秋チームが暮らし初めて、花が水に流されていくところまでですね。

 

 

まだまだ続く感じで終わっています。パート2もそのうち配信されるのではないでしょうか??

 

 

全体がどんな感じになるのかわかりませんが…このペースで行くとパート2かパート3で完結なのかな…。

 

 

無理があるような気がします( ;∀;)

 

 

7seedsのアニメの全体的な感想

 

まず、7seedsがネットフリックスでアニメの配信決定を知り、PVなどを見ていた時は絵柄に非常に違和感がありました。

 

田村由美先生の絵柄をアニメで表現するのは難しいですよね( ;∀;)

 

違和感はありありですが、絵は見ていると慣れていきます。

 

また声優さんたちは豪華な方が多いし、みんなとってもあっています!

一部、自分のイメージとは違うかも…?と思った人もいましたが、聞いていくと「こんな声もありだな!」って感じでとても良かったです。

 

 

ただし、内容はやっぱり原作の劣化版と言わざるを得ないんですよね…。

 

原作が好きな人にとっては納得のいかない省略ばかりだし、逆に原作未読の人には省略しすぎで理解できないものになってしまっている気がします。

 

7seedsのアニメを原作読まずにみて「7seedsつまらないな」って思われちゃったら個人的には悲しい。

 

 

期待値が高すぎた、というのもありますが、ちょっと残念な仕上がりにがっかりとしてしまいました…( ;∀;)

 

 

さあ…漫画を読んで7seedsの世界に再び入るとしますか…。

 

 

 

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こんにちは、りっこです。

20代後半アラサー大人女子です。
大人女子?ええ、もちろん、大人☆女子です。
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