親知らずの抜歯は痛い?抜歯後の痛みはいつまで?実際に抜いた体験談!
こんにちはりっこです。
去年の秋ごろだったかな、親知らずを抜きました。
下の親知らずを左右どっちも2本も!
(もちろん1本ずつ)
抜く前、私は親知らず抜歯の痛みに本当に怯えていました。
歯医者で泣きじゃくるお子様のように、もうすぐ30になる女も泣きじゃくってもいいだろうか…。
不安で不安で仕方がありませんでした。
唯一の救いは、担当の歯科医がイケメンだったということくらい…。
親知らずを抜歯したことを思い出し、親知らずを抜くときの痛みや、抜いた後どんな痛みがあり、その痛さがどのような感じで始まり、どのように終わったか、体験談をお話します。
親知らずの抜歯はどのくらい痛い?
親知らずを抜くことを、親知らずを抜いた経験のある友達に話すと、
「ご愁傷様。痛いよ」
と大体言われます。とにかく痛いと、人生で痛かった経験ランキングの上位に食い込むよと。
周りに脅され、歯医者さんにどのくらい痛いか聞くと
「まー麻酔するんで大丈夫ですけど、まったく痛くないってことはないですよ。」
とオブラートに包んだ言い方で痛みを伝えてくれました。
ちなみに、私の親知らず抜歯手術は、歯茎を切開するほどではなく、思いっきり引っ張って抜くという方法でした。
歯を、思いっきり引っ張って、抜く。ペンチのような器具で。
こ、怖い。怖すぎます。
そんな恐怖に打ちひしがれながら、迎えた抜歯当日。
普通にいつも通り、職場で仕事をしたあと歯医者へと向かいます。
いつもの診察とは違う、個室の診察台へ通される私。
清潔感のある室内と、大きなテレビ、いつもより大きく物々しい雰囲気を放つ診察台の上で、
死神、いえ、先生を待つ私。
まずは歯茎に麻酔を打っていきます。
この麻酔の注射が中々痛い。というかすごく痛い…。
なんとか、声を上げずに耐えきります。
歯科医の先生は、そんなビビリな私の様子に終始、優しい声をかけてくれました。
もうすぐ30になろうとしている私に、小学生のように接してくれる先生。
ありがたいやら情けないやらでした。
やがて、麻酔が効いてくると、口の中で先生が行っていることの想像ができなくなります。
「それじゃあ抜いていきますよ。」
という先生の声掛けにより、いよいよ、私の親知らずが今まさに抜かれようとしていることに思いを馳せます。
ぐっ、ぐっ、という歯を引っ張っているであろう音が聞こえます。
まるで私は庭の地面で、抜かれようとしている親知らずの歯はしぶとい雑草。
歯はちゃんと抜けただろうか?それともまだだろうか?まだ痛くない。ということはまだ抜けていないのか?
自分の体という地面になりながら、親知らずの行方を想います。
「ハイ、椅子上げますので、うがいしてください~」
と歯医者さんに言われ、我に返る私。
「え、も、もう抜けたんですか?」
「抜けましたよ~。あ、コレもって帰ります?」
と先生が見せてくれたのは、今まで私の口の中にあった血まみれの親知らずでした。
もちろん、親知らずのお持ち帰りは丁重にお断りをしました。
そう、全然、痛くなかったのです。
あんなに親知らずの抜歯の痛みにおびえていたのがバカらしくなるくらい痛くなかった。
よくよく考えれば、麻酔をしてもらっていたのだから痛みを感じないのは必然であったのかもしれません。
もし、痛みを強く感じるようなら、麻酔を足しますね、と先生も言っていましたし。
もしも麻酔なしで親知らずを抜こうものなら、それはもう想像を絶する激痛なのでしょう。
落ち着いて施術もできない程に。
なので、長いこと私の親知らず抜歯の一部始終にお付き合いいただいてしまいましたが、
麻酔の注射は痛いものの、我慢できる程度でしたし、親知らずの抜歯自体は麻酔のおかげで全く痛くないといっても過言ではありませんでした。
親知らずの抜歯後の痛みはいつまで続く?
いや~親知らずの抜歯、余裕でしたわ。全然痛くなかった。
私、えらいじゃん?
と歯医者で会計を済ませた後、親知らずの抜歯という人生の一大イベントを乗り切った自分を褒め湛え、
なんともいえない高揚感がありました。
しかし、親知らずの痛みの本番とは、抜歯後にじわじわとやってくるものだということを、このときの愚かな私は知る由もなかったのです…。
親知らずを抜き、痛み止めの薬をもらい、夜ご飯、何にしようかな~と呑気に考えながら家へ着く私。すると。
「あ、痛い。い、痛い。痛いよ~。いたーい( ;∀;)」
と親知らずを抜いた左頬がズキズキ、じんわり、ぼやぼやと痛み出したのです。
そして、痛くなったら痛み止めを飲むように言われていたことを思い出し、
痛み止めを服用。
薬を飲んでしばらくすると、痛みは引いていきました。
しかし、また痛くなります。
そして、痛み止めを飲む。
痛い→痛み止め→痛い→痛み止め→痛い→痛み止め
しばらくはこのエンドレスでした。
しまいには処方された痛み止めがなくなり、市販のロキソニンなどの痛み止めも飲みました。
痛み止めを飲んでも、約5時間程でまた痛くなるのです。
次の痛み止めを飲んでも良い時間を我慢して待ちました。
1週間はたっぷり痛かったです。
辛かった。痛みと口の中の違和感で、食欲もなくなり、ごはんも美味しく食べられない。そんな1週間です。
ちなみに、右の親知らずを抜いたときは、左より深かったからか、1週間では飽き足らず2週間くらいは痛みがあり1か月ほど違和感がありました。
痛みや違和感が中々収まらないと、
「あれ?もしかして親知らず抜歯後の予後が悪くて、膿んだりしてないだろうか?」
と不安になりますよね。私はめちゃめちゃ不安になりました。
でも、抜歯後、親知らずを抜いた傷跡の消毒へ歯科医へ2回ほどいき、先生にちゃんと見て貰っているから大丈夫だ、と自分を励ましました。
親知らずの痛みが1,2週間続くというのはまあまあある事らしいんですね。
心配しすぎも体によくないので、少しでも不安なら頻繁に先生に見てもらい、相談することによって少しは安心できると思います。
親知らずの抜歯後はどんな痛みがする?
親知らずの抜歯後、かなり痛いといっても、痛みにも種類がありますよね。
痛みは2種類。そして時間差で訪れました。
一つ目の痛みは、純粋に親知らずを抜いた患部がずきずき痛み、その付近の歯茎から耳の奥まで痛くなる痛みです。
喉も少し痛くなりました。
痛みを言葉で説明するのは中々難しいですが…
ズキズキ、ジワジワ、ジーン…といった感じです。
「あぁ、親知らず抜いたところ、腫れているんだろうな」と痛みの理由を分析できるような痛みです。
二つ目の痛みはしみるような痛みです。
これは、親知らず抜歯後の翌々日、飲み物を飲んだ時、歯を磨き終わりうがいをするときに感じました。
親知らずを抜いたところに水が触れると…
キーン
とものっすごい痛いのです。
もううがいなんて二度としたくない、そう思える程の痛みでした。
とにかく、とにかく、沁みるのです。
最初の「腫れている」痛みは、なんとなく我慢できるし、痛み止めで軽減できるのですが、
うがいや飲み物を飲むときにしみるこの痛みだけは本当に苦痛で最悪でした。
歯が抜けて、歯や歯茎の神経に水が触れてとてもしみていたのだと思います。
ちょっと大丈夫なのか、と心配になるくらい痛かったです。
このままずっと、傷跡が沁み続けたらどうしよう…と思いました。
でもこの痛みは結構長引き、1週間~2週間は痛かったのですが、やがて落ち着いていき、痛みはなくなっていきましたよ。
親知らずの抜歯の痛み まとめ
親知らずを抜く瞬間は、驚くほど痛くありません。
麻酔も我慢できる程度。
でも抜いた後がまさしく地獄でした。
ちなみにそんな地獄のような痛さのなか、毎日仕事に出かけていました。
痛くて、違和感があって、ごはんがちゃんと食べられなくても、私の場合は仕事が手につかないほど痛いというわけではありませんでした。
(いや、かなり痛かったですが…。)
でも親知らずを抜いたら、定期的に親知らずがズキズキと痛むこともなくなり、かなり快適になりました。
歯磨きもやりやすくなりましたし。
痛いのはつらいし、嫌だけど、せいぜい長くても1か月程度。(すごく長く感じましたが…)
痛みを乗り越えることのできた今は、本当に抜いてよかったなあ、と思っています。
これから親知らずを抜く方は…フ、ファイトですっ!
そして親知らずの痛みが治まったら、美味しい物でも食べて自分へのご褒美を考えつつ乗り切りましょう!
ちなみに、親知らずの抜歯前は「痛み」ばかりに恐怖を覚えていましたが、
実はあふれてくる「血」にも悩まされることになったのでした。↓
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