ボードゲーム

モノポリーがつまらない理由と、面白くするために工夫したこと。

こんにちは、りっこです。

カタン、パンデミック、カルカソンヌ、ドミニオンとボードゲームの定番どころをプレイして、先日、ついに満を持して、モノポリーを購入しプレイしました。

 

メンバーは私と旦那と姉と母の大人4人。

 

世界大会も開かれるほどのモノポリー。

 

さぞ、面白いんだろう…と思っていたのですが…。

 

コレが、一番最初にやったとき、本当につまらなかったんですよねっ!!

 

 

でも、世界的に一番プレイされているボードゲームといっても過言ではないし、つまらないのは私達のやり方が間違っているからでは…?

 

と、モノポリーの大会の動画を見て勉強したり(笑)

 

ちょっとオリジナルルールを加えてみたりして、プレイをしてみたら、意外と楽しめることに気づきました。

 

今回は、モノポリーを初めてプレイしたときの「モノポリー、つまらなくね?」
と感じた理由の考察と、楽しくプレイするためのコツ?みたいなのをお話したいと思います。

 

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モノポリーはつまらない…?

ルールブックを片手に、初めてモノポリーをプレイしたときに思ったことは…

 

「え?つまらないんだけど…?

こんなのが、世界で一番プレイされているボードゲームなの?」

 

でした。

 

サイコロの出目による運要素がかなり強いし、たまたま一番最初に家を建てた人がいて、そのマスに運悪く止まってしまった人が負けるだけのゲームになってしまいました。

一度、多額のお金を搾取されれば、もう逆転のチャンスはなく、ただただ破産への道を突き進むだけ…。

 

まさに、人生。

 

最初にプレイしたとき、私はお金を搾取する側だったのですが、何もできずにお金を私に吸い取られ続ける母が可哀そうでした(笑)

 

モノポリーの面白さや奥深さは「交渉」で、運よりも「交渉」に勝敗が左右される、って聞いたことがあったのですが、結局運ゲーじゃん?

と、思ったのでした。

 

モノポリーを何度かプレイして、少しだけ、モノポリーの面白さを知ることができた今でも、

 

・運要素、強いよね?

・終盤での逆転はまずありえない

 

というのだけは、今も変わらず思っています。

 

モノポリーの大会の動画も見たのですが、やはり、一度家を崩し、土地を抵当に入れると、もはや勝ち目はなく、破産を待つだけのプレイに…。

 

大会に出るような、凄腕プレイヤーと私のような素人プレイヤーで対戦したら、どんなに運が私に味方してくれても、凄腕プレイヤーが交渉力や判断力で勝利するのかもしれません。

 

…が、凄腕プレイヤー同士、または素人プレイヤー同士だった場合、勝敗の大部分は「運」によるところが多いんじゃないかな?と思います。

 

 

モノポリーの面白さ、見つけた

…と、さんざんモノポリーはつまらない、運ゲーだ、と言ってきましたが、

それでもモノポリーを買った事に後悔はしていません。

 

何度かプレイをする事によって、少しずつ、モノポリーの面白さが見えてきたと思います。

 

どういうところから、面白さを見つけられたかまとめてみました。

 

モノポリーでは交渉が大事!

初めてプレイしたとき、どんな風に交渉すべきか誰もコツがわからず、交渉は難航しました。

モノポリーでは同じカラーの土地を独占しないと家を建てることができません。

家を立てられないと、お金を搾取することができないので、まず勝てません。

 

なので、最初は、多少自分に不利と思われる交換でも、同じ色をそろえることを重要視すべきでした。

 

初めてプレイしたときは、みんな交渉が下手で、家を建てるのにすごく時間がかかってしまいましたし、一番最初に破産した人は、土地を独占することすらできませんでした。

 

またモノポリーでは、自分の手番に限らず、いつでも家を建てることができます。

なので、家を建てるタイミングも重要になってくるんだなあ…と最近、気が付きました。

 

破産させるのを楽しむ

始めてプレイしたとき、私は、お金を搾取する側に回れたのですが、ただただお金を搾取されるだけの他のプレイヤーを気の毒に思いました。
申し訳なく思いました。

 

でも、コレはゲームです。

良い意味でたかがゲーム。

 

モノポリーの世界で破産したって、本当に破産するわけではないのです。

 

だから、破産させるのを全力で楽しみます。

 

ケンタッキー通りから、マンビーガーデンまで、公共施設、鉄道も含め、私が独占し、家を建てまくったことがあります。

 

もう、私以外皆が破産し、私が勝利するのは時間の問題でしょう。

 

この通りで、他プレイヤーを破産させる。

 

コレが中々、快感なのです。楽しい。

圧倒的力を持ち、弱者を蹂躙する。一般社会では許されないことですが、ゲームの世界では許されます。

さあ、派手に、破産しろ!(笑)

 

そして、運よく、サイコロの出目でチャンスマスや「刑務所へ入れ」へ止まったときのがっかり感(相手には安堵感)がまたまた面白いです。

 

破産するのも、また楽しい

先ほどは、破産させる立場でお話しましたが、破産する方もまた楽しいです。

 

他のプレイヤーが圧倒的に頭角を現し、土地を独占し、家やホテルを立て始めたころ、そろそろ、「もう自分は勝てない」という悲しい現実が見えてきます。

 

そびえたつ家々。

 

止まれば試合終了なマスたち。

 

そんな最悪の破産ロードを前にしてサイコロを振るときの、絶望感。
そして、無事にその破産ロードを駆け抜け、破産を免れたときの安堵感…。

 

コレが中々、快感です。ドエムでしょうか。

 

もちろん、ゲームとはいえ、勝利のために全力は尽くします。

 

…が、ゲーム終盤になると、圧倒的な差が付き、もう自分は破産するしかないのだな…と悟るときが必ず来ます。

 

どうせ、破産するのなら、全力で破産を楽しもう。ダイナミックに、堂々と、破産してしまおう…。と私は思っていますw

 

ここで、ふてくされてしまう人にはモノポリーは向いていないかもしれません。

 

モノポリーはゲーム。
勝つときもあれば、負けるときもあります。

 

この負けるときのダイナミックな破産を楽しめないと、モノポリーはクソゲーだと思います。(笑)

 

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モノポリーを楽しむためのオリジナルルール

モノポリーを何回かプレイして、破産させる喜び、破産させられる快感を楽しんでいるのですが、モノポリーの正しいルールからちょっと改変してプレイして楽しんだりしています。

 

大会を目指すモノポリープレイヤーには批判?されてしまうかもしれませんが、

 

家族で楽しむ分にはオリジナルルールもありかな、なんて思っています。

 

好きなコマを使う

モノポリーのプレイヤーのコマって…
全部銀色で形が違うだけで、正直、ちょっとわかりにくいんですよね…。

 

というわけで、家族でプレイする時は、おのおの自分の好きなコマを使っています。

 

私は「ぼのぼの」旦那は「しまっちゃうおじさん」

姉は「シマリスちゃん」母は「コップのふち子さん」

 

がちゃがちゃで出てくるような小さなマスコットです。

これだと個性がでて、わかりやすく、また楽しさが増します。

 

勝っている人から税金や公共料金を多く取る

トッププレイヤーの爆走を抑えるために、税金や公共料金について、土地を多く独占し、家を建てているプレイヤーが多くお金を払うようなルールにしてみました。

 

だって、現実世界でも、家やホテルが多ければ、水道代や電気代はかかるものでしょう?
所得税だって、たくさんお金を儲けている人がたくさん税金を払うもので、一律$200なんておかしい。

 

というわけで、少し変えました。

 

所得税マス

通常$200→独占している土地の数×$200

 

電気、水道マス

どちらか片方の場合、サイコロの出目×4
両方所有している場合、サイコロの出目×10

 

が通常ですが、これにさらに独占している土地の数を掛けることにしました。

 

電気、水道が、所有していてもほぼ意味がないくらいしょぼいので、そこの補正と、所得税の価格の変更をしてみました。

 

$5と$1を使わない。四捨五入する

$1とか$5とかの、細かい数字がとにかく面倒。

両替だのお釣りだの…とプレイ時間が長くなる要因の一つです。

なので、我が家でやるときは思い切って四捨五入。
細かいお金を省くことで、時短に成功しました。

 

チャンスカードと共同基金のしょぼいカードを変える

$15払う、とか、$10もらうとか、そういうカードがありますが…。

正直、こんな小さな金額、たいして勝敗に影響しないんですよね。

 

なので、納得のいかないしょぼいカードの金額を変更しました。

 

特に、納得がいかなかったのが…

 

「ビューティーコンテスト準優勝10ドル受け取る」

 

です、10ドルって…。日本円にして1000円ちょい。
そんなしょぼいビューティーコンテストある?

 

というわけで、サイコロの目の20倍の金額を受け取る、に変更しました。

 

基本的に、銀行からもらえるお金を多くするようにしました。

というのもプレイヤー4人だと、モノポリーの世界に流通する通貨料が限られてきます。

モノポリーは破産させ、破産させるゲームではありますが、あまりにも早く破産してしまうとやっぱり楽しめないと思うのですよ…。

 

折角ゲームの世界なのだから、大金を操りたい。お金が増えることによって、破産を免れ、わずかなチャンスをつかみたい…。

そう思い、通貨の流通量が多くなるよう調整しました。

 

今は、敢えてそんなことをしなくても楽しめるような気がしていますが、最初はこんな風にモノポリーの世界に慣れるのもいいかな、と思っています。

 

番外:オリジナルのチャンスカード

まだ、コレはやったことはないのですが…。
オリジナルのチャンスカードを作ってみたら面白いかなあと思います。

 

100均などで、同じ柄のメッセージカードを用意します。
そして、モノポリーを始める前に、一人3枚程、チャンスカードを作る。

 

なんでもありです。

「宝くじに当たり、100ドル受け取る」

 

とか

「事故を起こした。賠償金100ドル支払う」

 

とか・・・

 

「浮気がバレて離婚。慰謝料200ドル支払う」

 

とか

 

「金融商品取引法違反の容疑で逮捕。刑務所へ」

 

とか

 

(ただしそのカードをひいたら即破産するようなものは避ける。
例えば「事故を起こし、賠償金10,000ドル失う」とか)

 

できるだけ、面白そうなのがいいかもしれないですね…!

ちょっと面倒ですが、大喜利的要素が加わり面白いかも…!と思っています。

 

結局、モノポリーは面白い?

友達曰く…

 

「そういえば、頭の良い家系のいとこの家には人生ゲームじゃなくてモノポリーが置いてあったわ。」

と言っていました。

 

資本主義が学べる良いゲームであることは間違いなさそうです。
(私も、子供のころからプレイしていたら…違った「今」があっただろうか・・・w)

 

モノポリーはかなり好みがわかれそうなボードゲームだなあ…とは思いましたが、
コレはコレで、プレイ回数を重ねるごとに面白味のますボードゲームだなあ…と思いました^^

 

個人的には、「カタン」とか「宝石の煌めき」の方が気に入っていますが、モノポリーも中々良い感じです♪

 

 

 

 

モノポリーの他にも色々なボードゲーム、遊んでいます。

その他のボードゲームの記事はこちらにまとめてみました↓

 

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コメントは2件です

  1. mombenar より:

    カタンのページでもコメントをさせていただきましたが、こちらも気になったのでコメントさせていただきます。
    モノポリーがつまらないと感じられる理由はルールの勘違いが大きいです。「家を売り、物件を抵当に入れても払えなくなったら破産なのでゲームオーバー。」と思っている方が多いと思いますが、まったく違います。この状態はあくまでも「仮破産」であり、物件などを他のプレイヤーに買ってもらうことで破産を免れるならば、まだまだゲームを継続できます。

    具体例を出します。
    Aさん ライトブルーにホテル3軒と現金400ドル
    Bさん グリーンに家9軒で現金なし 現在地:GO
    Cさん 鉄道4枚と現金800ドル 現在地:物品税
    (他のプレイヤーは省略)
    この状態で、Aさんがグリーンのペンシルベニア通りに止まったとします。1000ドルの支払いで、ホテル売却で375ドル、すべて抵当に入れても160ドルなので、作れる現金は935ドルしかなく足りません。しかし、ここで破産させるとAさんのライトブルーはBさんに流れ、グリーンとライトブルーの二刀流を持つBさんに、Cさんが鉄道だけで立ち向かって勝てるとは思えません。一方的な展開は目に見えています。
    そこで、Cさんは鉄道を1枚抵当に入れて、Aさんと「鉄道4枚(うち1枚抵当)と現金300ドルを付けるので、ライトブルーをください。」という交渉をします。Aさんはこの交渉を受ければ。ホテル売却とCさんからもらった現金で合わせて1075ドルありますので、Bさんにグリーンのレンタル料を支払っても75ドル残り、鉄道で再起を図ることができます。一方、Aさんも手元の現金800ドルからCさんに300ドル渡し、抵当で100ドル受け取るので差し引き600ドルありますから、Aさんから買ったライトブルーに12軒の家を建てて、GOにいるトップとなったBさんを攻撃できます。もちろん、Bさんに現金が渡ることでグリーンにさらに家が建ちますが、AさんもCさんもグリーンから遠い位置にいるので、それが今すぐ脅威とはならないでしょう。
    この交渉をしたことによって、破産を免れたAさんも、Bさんに行くはずだったライトブルーを得たCさんも得したということはわかりますでしょうか。

    もちろん、破産交渉でキーとなる資産を持っていかれたプレイヤーは、二度目はさすがに助けてもらえないでしょうが、それでも最後の最後まで一方的な展開になるのを防ぎます。そして、資産額の伯仲した二人が残り最後の一騎打ちに挑む、というのがモノポリーの本来あるべき展開なのです。

  2. りっこ より:

    mombenarさん

    こんにちは、カタンの記事に引き続き、こちらにもコメント頂き大変嬉しいです。
    管理人のりっこです。

    私も最初、ルールを勘違いしていました!
    最近では、「まあ$1000払えないなら…ライトブルーの土地の権利書でいいよ」
    とか、他のプレイヤーが土地を買ってあげたりして延命措置も覚えてきました…!

    ただ、一度こうなった状態から中々再起をはかれないのは…私や一緒にプレイする人がまだまだ未熟だからなのでしょう…。

    モノポリーは1回目、2回目ですぐに「楽しい!」という感じのゲームではなく、何度もやって、ルールを理解し、コツや戦略などを考えられるようになってからが面白いのでしょうね…!

    我が家では「カタン」ばっかり遊んでいて、モノポリーはまだあまり遊べていないのですが・・・、
    mombenarさんのご意見を参考にしつつ、またプレイしてみたいと思います…!!

    ありがとうございました!

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こんにちは、りっこです。

20代後半アラサー大人女子です。
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