坂本フジエさんの「大丈夫やで」を読んだ感想!肩の力を抜いて妊娠・出産を楽しめそう!
こんにちは、りっこです。
昨日は、池上明先生の「笑うお産」という本を読んだのですが、今日は95歳まで現役助産師を続けてこられた坂本フジエさんの「大丈夫やで」という本を読みました。
現在妊娠中で、出産までもうすぐ100日を切る…。
お産は痛いだろうし、怖い…!という気持ちを少しでも拭いたくって…。
読んだ結果、心は励まされたし、妊娠期間中の今も気楽に楽しく生きようって思ったし、出産への不安は少し拭えたような気もします。
今日は、「大丈夫やで」の感想をレビューしたいと思います。
妊娠初期から読んでおけばよかった…!
坂本フジヱさんの「大丈夫やで」とっても良い本でした。
坂本さんは助産師でいらっしゃいますし、出産に関する本だろう、ということで、今まで読んでこなかったのですが、
「妊娠初期のころから、もっと早く読めばよかった!」
と後悔しています。
「大丈夫やで」は70年以上も助産師としてたくさんの赤ちゃんを取り上げてきた坂本フジエさんが、妊娠のこと、出産のこと、子育てのこと、父親のこと、夫婦関係のことなど、これからの家庭生活を、ひいてとは社会全体を見据えたアドバイス集といった感じの本でした。
子どもが生まれるその瞬間の事だけではなく、妊娠初期のころのアドバイスからあります。
思えば、妊娠初期のころが一番、気持ちが不安でした。
なので、もったいぶっていないでもっと早く読んで、坂本フジエさんの言葉を自分の中に入れたかった…。
そう思います。
妊娠・出産の昔と今
70年以上も助産師として活躍してこられた…ってすごいことですよね。
70年、時代は代わります。
「大丈夫やで」ではそんな昔と今の比較もされています。
今は出産で母体が亡くなることも、赤ちゃんが亡くなることも昔に比べてずっと少なくなっていますよね。
それはもちろん「良い」ことです。
でも、昔ながらの「自然なお産」は失われつつある…。
昔は、ご飯を食べたり、排せつをしたり、などと同等の事のように自然に「お産」が行われていました。
妊婦さんはみんな自宅で出産して、家族で協力して新しい命を迎えていたそうです。
そんな「お産」の姿は今はきっとほとんどないのでしょう。
私も総合病院で出産予定ですし、なんなら無痛分娩の予定です。
やや「昔は良かった感」が強いのでそういうのが嫌いな人は、ちょっと嫌かもしれません…。
でも、今の最新技術や医療の恩恵は受けつつ、昔のことを知り、それを自分の出産や子育てに取り入れていくのはとてもいいことなんじゃなかろうか?と思いました。
「大丈夫やで」を読んで、坂本助産院のような自然分娩への憧れも少し持ちました…。
が、私はこのまま総合病院で無痛分娩で出産します。
でも、気持ちの面では、赤ちゃんをこの世に迎える奇跡に感謝しつつ、出産のときを迎えたいって思っています。
子育てが楽しみになった!
出産したらゴールではなく、そこからは子育てが始まります。
初めての子育て、もちろん不安だらけです。
赤ちゃんはどんな子だろう?
ちゃんと母乳を飲んでくれるか?
そもそもちゃんと母乳は出るのか?
夜泣きは?
私が落ち着いて眠れる日なんて数年は来ないんだろうな…。
など、不安は尽きません。
でもこの本を読んで、少し不安は和らぎました。
自分のことも、赤ちゃんのことも心配しすぎない、自分の思う通りに赤ちゃんが動いてくれなくても、
自分の理想通り赤ちゃんが育たなくても、それが普通、とリラックスして育てたいな、と思いました。
まー、実際、いざ子育てが始まったらそんな心の余裕も忘れちゃうのかもしれませんね!
そしたら、もう一度、読み直したいと思います。
新型コロナウイルスなども心配しすぎない!
「大丈夫やで」を読んだ現在。
新型コロナウイルスが流行っているころです。
ニュースでは毎日国内外の感染者数が報道され、ついには日本国内初の死者も出てしまいました…。
私は、普段は自分の免疫力に自信があります。
毎年、インフルエンザの注射も打たずでも、インフルに感染したことはありません。
でも、さすがに妊娠中の今、とても不安になりました。
妊婦が新型コロナに罹ったらどうなるのだろう??
例えば4日間も高熱が出たらお腹の赤ちゃんに影響はないだろうか?
免疫の落ちている自分自身も無事では済まないかもしれない…。
ドラッグストアではマスクも姿を消し、消毒液も売り切れ…。
もう、家に引きこもっているしかないのかもしれない。
でも、私も旦那も仕事がある…。
…と不安ばかりです。
私も夫も、妊娠前に風疹の予防接種も受けた。
今年はインフルエンザの予防接種もちゃんとした。
何も悪いことをしていないのに、どうしてこんな心配をしなければいけないのだろう…。
と、ついついネガティブな考えに陥りがちでした。
でも、よくよく考えてきたら、どんな時でも困難な時はありましたよね。
SARSの感染が流行した年もありました。
妊娠中に妊婦が罹ったら、胎児に影響のある風疹がすごく流行した年もありました。
大きな震災に見舞われた年も。
戦時中も。
もっと昔には、コレラなどの凄まじい感染症が襲った時代だってあったでしょう。
そんな時代にも、妊婦さんは生きていて、子供を産んでいる。
もちろん中には、そんな時代の中で亡くなってしまった妊婦さんや赤ちゃんがいたのも事実でしょう。
できることはやる。
手洗い、うがいを徹底する。
アルコール消毒もする。
マスクもする。
人ごみはできるだけ避ける。
栄養を取ってよく寝る。
でも、それ以上にできることがないのなら、むやみに心配することはむしろマイナスになるのではないでしょうか?
新型コロナウイルスが流行っていようと、予防は徹底しつつ、あまり暗い気持ちにならないで、自然体でいようと、思いました。
栄養を取って睡眠もしっかりとって、それから毎日楽しくいること。
決して油断はしないけど、私は大丈夫!という自信は持っておく。
人ごみはできるだけ避けたほうがいいけど、密閉空間ではない、広い公園に散歩に行くなどの気分転換は出来るんだし。
ニュースを見て、あんまり不安になるようであれば、テレビから少し離れるのもいいかもしれませんね。
父親の子育てへの関わり方へのアドバイスも!
母は、お腹のなかで10ヶ月も赤ちゃんを育てます。
なので生まれてからも、自然と絆はあるもの。
でも、父親にはありません。
今、父親の育児への関わり方ってすごい話題になっていますよね「イクメン」って言葉だったり小泉進次郎さんの育休の件だったり。
「大丈夫やで」は父親への子育てへの関わりかたのアドバイスもあります。
とはいえ、頭ごなしに「育休をとれ」「家事をやれ」「オムツを替えろ」なんて言うわけではありません。
父親の一番大事な役割は、しっかり稼いで、子育てをする女性を経済的に不安にさせないこと。
そして、妻の愚痴を聞いてあげること(アドバイス不要!)
そして、子供が1歳になったら、いっぱい子供と遊ぶことだそうです。
そして、子供が父親を尊敬し好きになるには、母であり妻である私達の役割も重要なんだとか!
自分自身がしっかりと夫を尊敬し感謝を伝えること。
そんな気持ちが子供にもきっとわかるんですね。
なんだか、とても分かる気がしました。
私の夫の母と父、つまり義理の両親はとてもお互いを尊敬しあっているっていうのがわかります。
日々の中での会話には「もー、これだからお父さんは~」みたいな言葉もありますが、それでもちゃんと義母が義父を尊敬しているであろうことはわかります。
義父は子育てにほとんど参加してないんだそうです。仕事が忙しくて。
それでも、私の夫と、夫の兄弟たちは、母親のことも父親のこともとても大事にしているのがわかります。
きっと、子育てを必死に頑張るお母さんに、外でしっかりと稼いでくるお父さん。
お父さんの子育てへの参加は少なかったかもしれないけど、しっかりお互いが尊敬しあっていたんでしょうね。
私もそんな夫婦になりたいな、って思っています。
「大丈夫やで」は自然体でリラックスできる良本でした!
優しく、厳しく、ときにユーモラスに語られる坂本フジエさんの「大丈夫やで」
本を読んでいる、というよりは、優しく語り掛けて貰っているような感覚がしました。
お腹の赤ちゃんに早く会いたい、という気持ちがあります。
早く痛いと言われる出産を乗り越えたい気持ちもあります。
でも、この子を妊娠していられるのって今だけなんですよね。
どんなに遅くても、妊娠40週すぎには産まれてくるのです。
なので、妊娠している今、自分自身とお腹の子どもを大切にしつつ、でも、夫婦仲良く楽しんで過ごしたいな~と思っています。
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