無痛分娩レポ~痛みや産後の回復は?~
こんにちは、リッコです。
5月の末、緊急事態宣言が解除された日に、男の子を出産しました!
私は初めての出産だったのですが無痛分娩で出産しました。
無痛分娩の場合、誘発無痛分娩といって、あらかじめ入院する日を決めて無痛分娩に挑む場合もありますが、今回私は自然無痛分娩っていうのかな?
出産日を決めずに、陣痛が来たら病院に行き麻酔を入れて出産をする、という無痛分娩を行いました。
私の無痛分娩の流れ
自然に陣痛が来て病院へ行く
↓
陣痛間隔が短くなるまで耐える
↓
麻酔①を入れる(点滴タイプ)
↓
麻酔②を入れる(背中から入れるやつ)
↓
子宮口を開く処置をする(ラミナリア)
↓
そのまま一晩明かす
↓
翌日の夕方分娩
結構、予定日を決めて無痛分娩をした、という人が多いみたいですね。
私の友達も2人、無痛分娩をしているのですが、2人とも誘発無痛分娩だったとのことです。
ちなみに私の親も私を産むとき無痛分娩だったのですが、予定日を決めて出産したらしいです。
だから、自然な陣痛を待ってからの無痛分娩は、意外と少ないのかな?
私が出産した総合病院の産婦人科では。特に初産の場合は、誘発ではなく自然無痛分娩を推奨していました。
その方が、お産が進みやすいんですって。
予定日を決める無痛分娩でも、特に予定日を決めない無痛分娩でも、たぶん病院や人によって流れは違うんだと思います。
さて、私の場合、5月末の日曜日の23時頃、
「あれ?これってもしかして陣痛?」
と思えるような痛みが腰にやってきました。
しかし1週間前から夜は前駆陣痛と思われる痛みがあり、今回も自然になくなるかな~と気楽に構えていました。
しかし、痛みはなくならず、間隔が短くなり、深夜2時頃、痛み間隔が10分以内になり、病院に電話。
病院に来てください、とのことなので病院へ。
ここで、あらかじめ登録しておいた陣痛タクシーを呼びました!
我が家には車がないので…。
夫もそばにいましたが、コロナ禍で病院に入れない、ということなので、
家の前にきたタクシーの前でお別れ…( ;∀;)
出産前最後のお別れにも関わらず、焦っていて、涙とかはなくお別れしました。
病院につくと、陣痛の波や、赤ちゃんの心音などを検査する機械を取り付けます。
やっぱり陣痛だったのですが、微弱で、間隔も10分以内になったり、遠のいたり…だったので、しばらく本格的な陣痛を待つことに。
結果、1日以上も待つことになろうとは…。
月曜日の朝になり、先生が登場。
しばらく、スクワットなどをして陣痛を待ちましょう、とのことで、部屋のなかでスクワットをしたりと動くことに。
(本当は、院内を歩くのが良いらしいのですが、コロナ禍のため、あまり外に出ない方が良いとのこと)
その後、とうとう麻酔その①を入れることに。
まずは、腕から入れる麻酔を打ちます。
点滴で、陣痛の誘発剤と、麻酔、あとたぶん糖分とか栄養的なやつ。
人生初の点滴でした。
色々入れるから、通常より太い針らしい。
そしてそのまま1日を過ごします。
陣痛は、それほど重くない生理痛のような痛みが規則的にあり、しかし間隔はそう短くならない…。
そして、夕方、ついに背中に麻酔を入れます。
この麻酔が痛いのかな~と恐れていたのですが…。
既に点滴の麻酔を入れているからか、それほど痛くなかったです。
背中に、じんわりと麻酔の液体が入っていくのを感じる程度。
なんなら、点滴を入れるときの太い針の方が痛かった…。
そして、その後、私は子宮口があまり開いていなかったので、子宮口を開く処置をしてもらいました。
ラミナリアとかって言うんですね。
子宮口にバルーンを入れて、強制的に子宮口を開く処置です。
コレが噂によると中々痛いらしいので、麻酔をしてからの処置で本当に良かった。
麻酔が効いているので、まったく痛くありませんでした。
そしてそのまま一晩明かします。
コレ、麻酔なしで陣痛に耐えながらの一晩だったら本当につらかっただろうな…と思います。
私は麻酔が効いていたので、細切れながらも眠ることができました。
そして翌日。朝食を食べる→全部吐く。
水分を取る、全部吐く。
昼食、がんばって少しだけ食べるものの全部吐く(笑)
なんか、陣痛促進剤や麻酔の影響で吐き気が出てしまう人もいるらしいです。
痛みより、吐き気が本当につらかったです。
微弱な陣痛を感じながらお昼の16時頃から、徐々に陣痛が強くなっていきます。
結構重めの生理痛が、定期的にズシンズシンと来る感じですね…。
このとき、先生に「麻酔足しましょうか?」と聞かれたのですが…
私、たぶん大丈夫だと思って「いや、平気です!」って答えてしまいました。
3時間後に後悔することになるとも知らずに…。
ちなみに、その日の午前中。私が朝食を履いているころ、お隣の陣痛室から、凄まじい叫び声が聞こえました。
「こ、怖い…。」
超絶怖かったです。この叫び声が、もう午前中ずっと…。ずっとなんですよ。
産声が聞こえたときは、私も心の中で拍手を送りました。本当に良かったね、と。
助産師さんが、私の様子を見に来てくれた時に、
「ドア閉めましょうか?怖いですよね~」
と言ったのですが、数時間後にはわが身と思うと「そ、そうですね」と乾いた笑いを浮かべる事しかできませんでしたね。
ちなみに、その時の叫び声の持ち主は、無痛分娩ではなく普通分娩だったらしいです。
ただ、その時の私は、怖すぎて「あちらの方は無痛分娩ですか?」と助産師さんに聞くことができませんでした。
だって、もし「無痛分娩ですよ」って言われたらいよいよ怖いじゃないですか…。
そして、私も夕方ごろ、そのまま痛みは強くなり、20時30分ころに、分娩、出産となりました。
無痛分娩でも痛い?
無痛分娩の体験談を読んでみたり、また、あらかじめ無痛分娩の説明を受けたときなど、
人によっては
「いきむタイミングもわからないほどでした!」
みたいなコメントをちょくちょく見かけます。
しかし…!私はかなり痛かった…!
いざ分娩となる2時間前から中々の痛みで、いきむタイミングわかりまくり。
普通にちゃんと痛い!!
先生に痛みはどうですか?って聞かれて、「もう、かかなり痛いです…」
って言ったんだけど、
「今麻酔を足しちゃうと、陣痛が遠のいちゃうから、このままいっちゃいましょう」
って言われて、麻酔追加してもらえなかった…( ;∀;)
無痛分娩でもある程度の痛みは覚悟していたけど、いやー本当に痛い!
でも、無痛分娩にしたからこそ、出産までの2時間前まではそんなに痛くなくすんだし、
本番の分娩中だって、無痛分娩だったらあの程度の痛みですんだんだろうな、と思いました。
普通分娩とか、もう無理だわ私。
無痛分娩が産後の回復が早い?
無痛分娩のメリットとしては、出産後の体の回復が早いというのが揚げられると思います。
私は普通分娩を経験したことがないから、無痛分娩と普通分娩を比較して、無痛の方が回復が早い!と言うことはできません。
ですが…正直、産後の体調、なめてました。
まず、無痛分娩でも、会陰切開はしました。分娩中、チョキンって音とともに、先生がお股を切ったのがわかった…。
麻酔のおかげか、陣痛といきみでそれどころじゃなかったからか、痛みは全くわかりませんでした。
ちなみに出産後、お股を縫ってもらっているときも痛みはわからず。(これは麻酔が効いていたからだと思います。)
麻酔が切れると、股の痛みが超絶ヤバかった…。
この痛みは、たぶん、無痛だろうと普通だろうと変わらない痛さなんだろうな…と思います。
そして、全員が全員なるわけじゃない…と思うのですが…
お、おしっこが出せない…事件発生( ;∀;)
トイレに行きたい尿意はあるのです。
あるのですが、「あれ?おしっこってどうやって出すんだっけ?」
って感じで全くでない。
私は出産後2日間は出ずに、導尿してもらいました。
導尿も、普通ならそれほど痛くないらしいのですが、私は膀胱がむくんでいたらしくめちゃめちゃ痛かった。
むくみのせいだからめちゃくちゃ失敗されるの。
看護師さんが、私の股の向こう側で2人がかりで導尿をしてくれたんだけど…
「あれ?これもしかして膣に入っちゃってるかも…?」
って、会話をしてるの。もう怖すぎでしょ。
そしてこれがすさまじく痛い。泣き叫ぶレベル。分娩中は別に泣いたりはしなかったのですが、
この導尿で私、泣きまくった…。
これが1日3階くらいを、2日間…。本当にしんどかった。しんどくて情けなくて…。
もう、子供は絶対に産みたくないって思ったし、もし、年を取って、導尿しないと生きられない体になったら、もう私は人生を諦めようって思ったもん。
分娩よりなによ導尿がつらかった。
出産後初めて、自分でおしっこを出せときは本当に嬉しかった(笑)
(…しかしこの1週間後、私はまた導尿されるハメになるとは知る由もなかった…。)
お股を切った痛みは2週間ほどは続きました。
おしっこ問題も2日間で普通に出せるようになったものの、退院したあと、見事に膀胱炎になりました。
そして、退院3日後、今まで感じたことのない寒気と、異常な震え(調べたら悪寒戦慄っていうらしい)40度近い高熱が出て、再び病院へ…。
乳腺炎になりかけていました。
などなど、産後トラブルのオンパレード。
私を襲った産後のトラブルは…
- 普通にお股の傷跡がすごくすごく痛い。座れない
- 出産後2日間、自力でおしっこを出せない
- 貧血
- 膀胱炎
- 乳腺炎(寒気、高熱、悪寒戦慄)
普通分娩だったらさらに疲労がたまっていただろうから、もっとつらかったのかもしれません。
しうかし、無痛分娩だから産後も全然大丈夫♪ってことはなさそうです。
ちなみに、やっぱり産後1か月くらいは、なんとなくどことなく不調でした…。
本当に人によるでしょうが、無痛分娩だからといって、産後の体調が全く問題なし!ってことはなさそうです。
無痛分娩にして良かった?
無痛分娩なのに痛かったし、産後もそこそこ色々な不調を味わいましたが、でも無痛分娩にしてよかったと思っています。
無痛分娩にしたからこそ、「いきみたいのにいきみを我慢しなければならない」という苦痛は味合わずに済みました。
また、産まれる約2時間前からかなり痛かったものの、もし、無痛分娩じゃなかったらあのような痛みが下手したら1日近く続くわけで…。
そう考えると、本当に無痛分娩でよかった、と思っています。
また、私が出産した総合病院では、子宮口を広げる処置の前に麻酔を入れてくれました。
ネットを色々見ているとこの子宮口を広げる処置がかなり痛いと聞いていたので…。
2人目があるかどうかわかりませんが、もしまた出産するとしても、無痛分娩を選びたいと思っています。
(というか…、無痛じゃなきゃ産めないかも。)
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