結婚での本籍の決め方。賃貸を本籍地にしようとして義母と揉めた話。
こんにちは、りっこです。
結婚するときに出す婚姻届け。
そこには「本籍地」を記入する場所があります。
結婚したらどこかしらを自分たちの「本籍地」にしなければなりませんよね。
私達も結婚したときに本籍地を決めたのですが…その時にちょっと夫の親と揉めた話と、結局どうやって決めたのかお話します。
結婚による本籍の決め方は?
婚約届を出すときに、本籍地を決めました。
実は、この本籍地ですが、どこにしなければいけない、などのルールはありません。
敢えて決まり事を挙げるのであれば、
・夫婦別々は不可。同じ本籍になる。
以上を守ればどこを本籍に決めてもいいんですって。
二人の思い出の地でもいいし、
どちらかの実家でも良いし、
二人が新生活を始める賃貸アパートでも良い。
ディズニーランドでもいいし、
富士山でもいいし、
皇居でも良い
自分の好きな所に、自由に決めて良いなんてなんだか少し意外ですよね。
しかも、いつでも手続きをすれば本籍地は変更することが可能なのです。
でも、自由に決められるからといって、まるでダーツの旅のように適当に決めるとちょっと大変なことになるかもしれません。
そもそも本籍地とは何なのか?
本籍地とは自分の「戸籍」を管理してくれる土地です。例えば、神奈川県横浜市保土ヶ谷区を本籍地とした場合、保土ヶ谷区の区役所が自分の戸籍を管理してくれます。
なので、戸籍謄本、戸籍抄本を取り寄せるときに本籍地に定めた自治体に取り寄せ申請をすることになります。
戸籍って、どんな時に必要になるのかというと…
・大学など学校関係の入学手続きなど
・死んだとき(相続関係など)
他にもあるとは思いますが、大きくこんな時に必要になります。
「住民票」は今自分が住んでいる土地の役所や行政サービスセンターで発行できますが(今やコンビニでもできる)
「戸籍抄本」「戸籍謄本」は、本籍地の役所でしか発行できません。
なので、縁もゆかりもなく、自分の家から遠いところを本籍地にしてしまうと、郵便で戸籍の取り寄せをしなければならない、もしくは本籍地に住んでいる親族に取り寄せてしまうしかない、という面倒なことになるのです。
また、先ほど本籍地はいつでも変更できる、とお話しましたが、たくさん変更すると死んだときに大変な思いをすることになります!
(まあ、厳密には死んだ人が大変なのではなく残された方が大変なのですが…)
というのも、死んだら、故人の財産状況を正しく把握するために戸籍を取り寄せなければいけないのですが、生まれてから死ぬまでに一度でも登録した本籍地、全てに戸籍を請求しなければならないのです。
生まれたときは自分の両親と同じ本籍地ですので、結婚したときに決めたところをずっと本籍としていれば、2箇所に申請するだけなのです。
が、例えば引っ越しのたび自分の住所に変更したりしたら、残された方や自分の子供はもう大変です。
今までどこに本籍地をしていたかを調べて、さらにすべてに戸籍を請求しなければいけないのですから…。
というわけで、本籍地は自由に決められるし、いつでも変更可能ですが、安易に決めると後々大変な思いをしそうだな…と感じます。
結婚し本籍地を賃貸アパートにしようとした。
私達も本籍地を決めるとき、特になにも考えずに、
「まあ一緒に暮らすアパートでいいよね。」
と思っていました。
住んでいる場所を本籍地にしておけば、今現在、戸籍を取り寄せるのに不便はありません。
また近くに私の両親も住んでいたので、いざ、転勤などで遠くに引っ越したとしても、親が元気なうちであれば親にお願いすることもできます。
もちろん、本籍地は自由に決められるので賃貸アパートでも問題ありません。
その賃貸アパートはいずれ引っ越す予定のある場所ではありましたが、
「二人が最初に暮らし始めた場所」ですし、いずれ家を購入したとしたらその場所を本籍地に変更すればよいかな~と思っていました。
私も旦那もそうしようとしていたのですが…
結婚したら本籍地は夫の実家にすべき?
夫の母、すなわち義母が、
「本籍地をそんな賃貸アパートにするなんてダメよ!青森の実家にしたら?」
と言うのです(-_-;)
青森の実家=旦那のもともとの本籍地
結婚式のことにも、二人の生活のことにも全く口を出さずにいつも見守ってくれる義母。
そんな義母が唯一口出しをしたのがこの「本籍地」のことでした。
私は正直…嫌でした。
私と旦那は今横浜に住んでいます。
それなのに、戸籍を申請する場合は青森の本籍に定めた自治体の役所。
確実に郵送で申請しなければなりません。
ものすごく面倒くさいです…。
でも、ここで義母に反発して揉めるのはもっと面倒…。
と、ここの面倒くささを比較して、自治体に郵送で戸籍を申請しなければならない面倒くささを選ぶことにしました。
ま、もしも私が先に死んだら手続きをするのは旦那。横浜から青森まで戸籍を取り寄せる面倒を請け負うのは旦那。
対して旦那の戸籍は変わらないわけだから…
もしも旦那が先に死んでしまったら私は一か所にだけ戸籍を取り寄せる申請をすればよいのだから楽なもんよ!…と思うことにしました。
でももしもこの先、家を買ったりしたら(予定はないけど)その場所に変更したいと思っています^^
義母も「賃貸アパート」は良くない!と言っていたので、ちゃんと自分たちの「家」であれば問題はないかなあ…と思ってます。甘いかな?
結婚して本籍地を夫の実家にして思ったこと
本当は本籍地なんてどこでも良いんですよね。
遠いところだと取り寄せるのが面倒で、コロコロ変えると死んだときに大変というだけで。
実際生活していて「本籍地」を取り寄せたのはパスポートの苗字の変更や更新手続きの時だけですし。
ただ、私達の親世代には、こだわりのある人も多いのかもしれませんね…。
持ち家が当たり前の時代だったら、一生住むようなちゃんとした自分の土地を本籍地にするべきで、
自分の「土地」ではない賃貸アパートを本籍地にするのに抵抗がある、というのもわかるような気がします。
姑もたぶんそのタイプ。
普段は優しいし、私達のことを見守ってくれている義母が本籍地に関しては強いこだわりがあったようなので…
こんなことで揉めるくらいなら、と特に戦わずして私が折れることにしました^^
青森へ戸籍を取り寄せるのは面倒ですが、数年に1度あるかないかのことなので、この判断でよかったと思っています~^^
あなたは本籍地を決めるとき、どんな感じで決めましたか??
色々教えてもらえたらうれしいです^^
コメントフォーム