結婚をお祝いした話

結婚式でのバルーンリリースは環境破壊では?と思いながら風船を手放した話。

こんにちは、りっこです。

 

先日、友達の結婚式に出席した際、「バルーンリリース」という演出がありました。

 

その日は良く晴れた良い日で、青空が広がり、都内の式場の屋上から、新郎新婦とゲストとみんなで一斉に風船を空へと放ちました。

 

その光景は、とてもキレイで素敵なものではあったのですが、私の内心は複雑でした。

 

これ、地球環境的にどうなの?…と思わずにはいられませんでした。

 

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バルーンリリースは環境に安全?

 

友達の結婚式でバルーンリリースをした。

 

私も環境汚染への片棒を担いでしまった。

 

 

大げさかもしれないけど、そんな複雑な思いになりました。

 

ばかばかしい事かもしれません。

 

 

私は別に普段から環境に非常に配慮しているわけではありません。

 

ただ、ポイ捨てはしない、ゴミの分別はきちんとする、と個人で気を付けられることは気を付けるけど、
環境問題に取り組む活動家、とかではもちろんありません。

 

でも、結婚式のバルーンリリースが、ほんの少し、結婚のお祝いムードの気持ちに水を差したのは事実。

(もちろん、自分の心の中にだけ、ですけど。)

 

 

家に帰ってから、バルーンリリースは地球環境に配慮のある、安心安全なものなのか、調べてみることにしました。

 

 

 風船飛ばしに使われるゴム風船は、「ラテックス」という原料でできており、自然分解される素材を使っているんですって。
糸の部分も、木綿などで自然分解性のあるもの。

 

つまり、ある程度、環境にも配慮された風船を使っているというわけです。

 

少し、安心しました。

 

流石に色々な結婚式で「環境に最悪な素材でできた風船」を飛ばしたりするわけありませんよね。

 

 

 

しかし、完全に安心!とも言えない事実もあるのです。

 

 

 

バルーンリリースで飛ばした風船は、空高く舞い上がり、また風に乗り、遠くへ飛ばされていきます。

やがては目で追えないくらい遥か彼方まで飛んでいってしまいます。

 

 

 

その後、この風船たちはどうなるのでしょう?

 

 

 

なんと、日本の場合は、西風の影響で海に落ちてしまうことがほとんどなんですって。

または、雨が降り、風船の浮力がなくなり、山の中へ落ちます。

 

とはいえ、どこに落ちても、自然に還るんでしょ?

と思いますが、落ちた瞬間に、土に還るなんてことはあり得ません。

 

海や山に落ちた風船は、数か月から一年の時間をかけて、ゆっくりと、自然分解されていきます。

 

風船のゴム部分よりも、実は木綿糸などはもっと長い時間がかからないと分解されないんですって。

 

この海や山に落ちて、分解途中の風船たち…。

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ウミガメや鳥など、動物が餌と間違えて風船を食べてしまったり、紐が絡まり、命を落としてしまう…なんてこともあるんですって。

 

 

 

風船を売りたい風船の会社や、バルーンリリースの演出をオプションで付けてくれたら嬉しい式場は、きっとバルーンリリースを検討する新郎新婦に言うでしょう

 

「最近の風船は、自然分解される素材でできているし、ガスもヘリウムガスなら安全なので大丈夫ですよ」

 

と。

 

 

でも、全然大丈夫じゃない現実が、海や森である、かもしれない…。

 

そう思うと、やっぱり私は出席した結婚式でバルーンリリースがあったら嫌だなあ…と思ってしまいます。

 

 

風船飛ばしくらいで環境問題を叫ぶなんておかしい?

 

私は普段、プラスチック製品だって使うし、自分が生きて生活をしているうえで、環境破壊を少しもしてない、なんていうつもりはありません。

 

また、地球の環境問題を心配して、日々の生活を自制したり、そういう活動に参加しているわけではありません。

 

風船飛ばしの環境への影響だって、私がたった一つの風船を空へ飛ばそうが飛ばさなかろうが、地球環境はきっと何もかわないことでしょう。

 

私たちは生きてく中で環境破壊をしないことなんてありえません。
でも、できれば環境破壊に消極的でありたい、という気持ちはあります。

 

海に優しい日焼け止めを使ったり、無駄なゴミを出さないようにしたり、できるだけリサイクルをしたり、ゴミの分別をしっかりするなどして…。

 

だから、積極的な環境破壊と感じてしまうバルーンリリースは、極力、参加したくないなあ…と個人的には思ってしまうのです。

 

 

結婚式でのバルーンリリースの演出は素敵?

結婚式でのバルーンリリースの演出は、素敵です。
青空に飛ばされる風船は、本当にきれいでした。

 

「幸せが天まで届くように…」

 

と願いを込めて放たれる風船たち。

結婚式にぴったりだろうと思われます。

 

でも、風船は、天まで届きません。

 

ある程度まで飛んだ風船は、結局地球に戻ってきてしまう。

「幸せが天まで届くように」と願った果ては、無事自然に還るか、自然動物を苦しめるかのどちらかになってしまいます。

 

私は、誰かが結婚式でバルーンリリースの演出をすることを止める権利もありませんし、そんなつもりもありません。
そんな力もありませんし、そういう運動を起こそうというつもりはありません。

 

でも、私のように

 

「バルーンリリースか…素敵だけど、環境破壊につながらないだろうか?」

 

と思う人は、少数とも思えません。

 

ある程度はいるのではないか、と思っています。

 

つまり…せっかくのお祝いムードの結婚式、友達にそんな複雑な気持ちでバルーンを手放させるリスクが、少なからずあるかもしれない…。

 

自分の一生に一度の結婚式。友達にそんな思いをさせたくないな、と、私は思ってしまいます。

そんなこと、思うヤツは友達じゃない、と思えるのであればいいのだけれど。

 

 

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こんにちは、りっこです。

20代後半アラサー大人女子です。
大人女子?ええ、もちろん、大人☆女子です。
横浜在住の子なし夫婦の二人暮らし^^
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